Cases
支援事例
「管理職対象 マネジメント力強化研修を通じた、現場の変革事例」

写真右 佐藤取締役
日鉄精密加工株式会社
———【管理職】のマネジメント力強化の支援事例
日本で最大手、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカー「日本製鉄グループ」の一員である、日鉄精密加工株式会社。
同社では、長年にわたり培ってきた精密機械加工に関する技術とノウハウを駆使し、海底油田等の過酷な外部環境に耐え、環境配慮ニーズにも応えた油井管継手(カップリング)や、各種金属・樹脂・セラミックス材料等の精密機械加工製品を、鉄鋼業をはじめ、非鉄金属、半導体関連を含む多様な業界、お客様にお届けしています。
今回、同社の取締役、本社製造所長の佐藤様に、管理職の育成に向けた「現場実践型研修」の導入背景から今後の展望まで、詳しくお話を伺いました。
| 課題 | 管理職のマネジメント力強化、次世代を担うリーダーの育成 |
| 提供サービス | 【現場実践型】マネジメント力強化プログラム ※受講者5名の少数精鋭 |
| 取り組みの 成果 | ・研修期間、約5カ月間の中で、実践を通じた、 管理職としてのマインド・スキルの向上 ・実際に取り組む中で、徐々に部下が変化、職場が変化 |
| 詳細 | 第1回 2日間研修 管理職の役割と役割遂行のポイント 第2回~第4回 管理職の役割遂行の追加ポイント 第5回 経営層・上級管理職への成果発表 |
「【現場実践型】マネジメント力強化プログラム」を実施されることになった理由は?
ご検討されたきっかけや背景を教えてください。

佐藤様「私自身、かつて所属していた親会社の日本製鉄は、しっかりとした教育がなされている会社です。ところがグループ会社である当社に来て、日本製鉄のプログラムによる基礎教育はできているものの、特に現場のキーパーソンである管理職は、自己流でマネジメントをしているメンバーも多く、より実践的で、自社に合ったプログラムの必要性を感じていました。
『次世代のリーダーとして、自分で考え、判断をし、行動できる人材の育成』
をしていかなければ!!
元々このような問題意識を持っていたものの、マネジメントのスキルを教えるだけでは上手くいくとは思えない。
本質から踏み込んで、アプローチする必要がある。そう考えていました」
佐藤取締役が考える本質とは?

佐藤様「『この会社をより良い変革に導く』その強い想い(≒軸)を込めて、やることだと考えています。根本的なこの想い(≒軸)がなければ、結局表面的な取り組みで終わってしまいがち。
この自分の想いに応えてくれそうな会社を探していました。
そのような中、当社との接点を持ったきっかけ、そして、最終的にSTを選んでいただけたのは、なぜでしょうか?

佐藤様「初めて接点を持ったのはHRイベントのSTさんの講演でした。本音で言うと、色々魅力的な講演が多いイベント。STさんの講演は、その中の1つ、最初はそのような印象でした(苦笑)
講演後、多くの会社から、電話がかかってきたのですが、その中でもSTさんからは非常に『熱量』を感じ、会ってみたいと思いました。
というのも、私自身、『熱量』が高い方々と仕事がしたいという想いが強いからです」
※(ST補足)読者の皆様は既にお感じかと思いますが、佐藤取締役も十分『熱量』が高い方です(笑)
佐藤様「電話の時、そして、打ち合わせで直接お会いした時も、非常に高い『熱量』を感じました。ちなみに研修期間中ずっと熱量が高く『凄いなぁ』と思いました。だって、普通、アップダウンするでしょ(笑)
上記に加えて、プログラムが非常に『実践的』というのも魅力で、他社もいろいろな角度から比較しましたが、STさんを選ばせてもらいました」
実施してみて、いかがでしたか?
佐藤様「教育というのは、どうしても時間がかかるもの。
ですから本当の結果はこの先、長く見ていく必要があるというのが前提ですが、この研修期間の中でも、STさんに期待した通り、当初思い描いた受講者の変化を感じることができました。
ブレない『軸』、高い『熱量』で、最後まで伴走してくれました」
STに感じる強み・特徴は?
佐藤様「受講者に遠慮せず、忖度せず、正面から向き合っていただけることです。
厳しいこと、耳の痛いことも、受講者にとって必要であれば、遠慮なく伝えてくれる。
今の時代、研修講師の皆様も、受講者に気を遣い、遠慮してしまう方が多い中では、これは非常に強みと感じており、こちらとしては有難いと感じました」

研修導入にあたり、懸念や心配はありましたか?
佐藤様「当社の管理職メンバーが、これまであまり教育を受けてきていない、その中で、STさんの高い『熱量』についていけるのか?
実施にあたり、これは賭けでした!!
ですが、今回の管理職メンバー全員、何とか最後までしっかりくらいついて来てくれました」
※(ST補足)お世辞抜きに、受講者の皆様の最終成果発表は、感動レベルでした。
第4回まで、迷走していた方々も最後はきっちり挽回、貴社管理職の皆様の底力、そしてポテンシャルの高さを感じた次第です。

最後にSTへの今後の期待は?
佐藤様「今回のメンバーは最後までしっかり食らいついてきてくれましたが、今後はまた違うメンバーで実施した際、しっかりついていけるのかという同じような懸念、心配はあります。
その中でも、脱落者を出さず、進めていただくことを期待しています」

(STより)インタビューを終えて・・・
今回、全5回の研修、実は全てフルで佐藤取締役にもご参加いただき、かつ、研修中にも、社内ファシリテーターとして深く関わっていただけました。
このような経営層、なかなかいらっしゃいませんよ(笑)
ですが、STとしても、内部と外部の融合の研修であり、その効果の高さを実感しました。
だからこそ、受講者の皆様も最後まで食らいつき、そして素晴らしい発表をしていただけた、改めてそのように感じました。


最後は本期間、全力で向き合っていただけた素晴らしい受講者の皆様と
実施を終えての受講者の率直な声
(1)この度の研修を通じて、これまでの自分の常識や固定観念が大きく覆されるような経験でした。物事の捉え方や見る視点、行動の意味そして自らの考えを言語化して伝えることの重要性を改めて実感し、自分自身の在り方を見つめ直す貴重な機会となりました。日々の実務に直結する内容が多く非常に実践的なプログラムでした。管理職としての視点や考え方を深めることができ今後のマネジメントに活かせる実践的なプログラムだったと感じました。
(2)研修開始前は、メンバーとコミュニケーションが不足し、結果として自身や部下が業務を抱え込みがちでした。しかし研修を通じて、「組織で成果を出す」という考え方へ転換することができました。特に、「自分がいなくても回る組織」つまり個人依存の業務運営から脱却し、標準化・人材育成・DX化を通じて再現性のある組織づくりを強く意識するようになりました。具体的には、①No.2、No.3の育成計画策定、②個別面談の定期実施による対話とフィードバックの強化、③品質パトロールの導入と全員参加によるリスク共有、④DX化の検討開始の行動を行うことが出来ました。結果、メンバーの主体的な行動や情報共有が活性化し、組織としての動きが見え始めました。
(3)受講前、私は「成果を出してきたプレイヤーの延長線上に管理職がある」と漠然と捉えていたが、研修を通じてプレイヤーの仕事は「自分が成果を出すこと」、管理職の仕事は「メンバーの成果が上がる仕組みを設計すること」→マネジメントであると考え方が変わりました。
(4)今回の研修を通じて、自分自身の考え方や行動を変えることが周囲の変化につながるということを学び、物事を他責ではなく自責で捉える意識が強くなったと感じています。意識して自身の行動を変えることで、物事がスムーズに進む場面を経験し、それを実感することができました。また、人に動いてもらうためには目的や目標を丁寧に伝え、納得感を持ってもらうことが重要であると理解し、実際に相手目線で説明することを意識するようになりました。さらに、課題を通しては、管理職の責任とは業務を抱え込むことではなく、メンバーを巻き込みながら組織として成果を上げることであると認識を改めることができました。今後も引き続きこれらの学びを日常業務で実践し、組織力向上と人材育成につなげていきます。
(5)今回の研修を通じて最も印象に残っていることは「考えるための時間を確保すること」の重要性である。これまで業務に追われる中で、物事を深く考える時間を意識的に確保することを避けてきた面があった。しかし、研修ではじっくりと自分自身や組織について考える機会を得ることができ、時間をかけて導き出した答えに納得感と達成感があった。このような学びの機会と時間を与えていただいた上司、部下には大変感謝している。また、近年新たな取り組みへの挑戦よりも、日々の業務に追われることが多く、自身の成長について深く考える機会が少なくなっていた。しかし、今回の研修を通じて、自分の中には、まだまだ、成長したいという意欲や向上心が強く残っていることを再確認することができた。この気づきを大切にしながら、管理職としての視野と能力をさらに高め、組織と自身の成長に繋げていきたい。
